2025-01-05
最近、マンションを買い、自分好みにリノベーションすることが人気です。しかし、買ったからと言って、すべての部分を自由にリノベートできるわけではありません。
構造上の問題や管理規管によって、リノベーションが制限される場合もあります。この記事では、マンションのリノベーションで「できないこと」を解説します。
ここでは、間取り変更ができない事例を3つご紹介します。
マンションは「ラーメン構造」か「壁式構造」かのいずれかで建設されています。特に「壁式構造」は、壁が建物を支える柱の役割をしているため、撤去できません。
配水管が通っている部分で、マンションの共有部分に該当するため、リフォームは不可能です。
水回りのリフォーム自体は可能な場合もありますが、配管の安装や高さ調整により難易度が高いのが常です。特にトイレの移動は、極めて難しいとされています。
マンションの中では、下記の部分が交換不可とされています。
窓のサッシ
サッシは共有部分に該当するため、交換不可です。なお、戻し込み部分やガラスの交換は、管理組合に確認すると許可される場合もあります。
玄関ドア
玄関ドアも共有部分に該当し、交換は不可です。しかし、内側の塗装やシートの貼り替えは可能です。鍵の交換や増設については、管理組合の許可が必要です。
管理規約によって、下記のようなリノベーションが制限されることがあります。
床材の変更
異なる材質の床に変更することで、下の階に住む人との騒音問題が起きることがあります。このため、指定された材質のみが許可される場合があります。
エアコンの収納
エアコンの室外機の設置において、外壁に穴を開けることが必要ですが、外壁はマンション全体を支える構造部分のため、禁止されています。
マンションの所有者になった場合でも、間口や窓サッシなど、リノベーションできる部分は限られています。共有部分に該当する場所や構造に関わる壁、柱の変更は不可です。また、管理規管によってさらに制限が設けられる場合もありますので、リノベーションを考える際は管理組合に直接相談することが重要です。
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