2024-08-11
ニュースなどで大雨による被害を目にすると、不安に思う方も多いでしょう。水害による被害を避けるため、近年、不動産売買では浸水想定区域に該当しているかどうかを気にする方が増えています。浸水想定区域とは何か、価格に与える影響や、浸水想定区域に該当する場合の売却のポイントをご紹介します。
浸水想定区域とは、大雨で河川氾濫が発生した際に、浸水する可能性が高い地域を指します。この制度は2001年に導入され、「50年~150年に1回程度」の雨量を想定していましたが、近年の豪雨による水害の増加から、2015年には「1000年に1回の大雨」を想定するよう改正されました。浸水想定区域には以下の3種類があります。
・洪水浸水想定区域:大雨で河川が氾濫した際に浸水する可能性がある区域。
・内水浸水想定区域:雨量が下水道の排水能力を上回った場合に浸水する可能性がある区域。
・高潮浸水想定区域:高潮が発生した際に浸水が想定される区域。
浸水想定区域の確認方法は、国および都道府県による洪水浸水想定区域図と区市町村による洪水ハザードマップです。
浸水想定区域にある家は価格が下がると考える方もいるかもしれませんが、浸水のリスクはすでに織り込み済みのため、売却価格が大きく下がることはありません。ただし、2015年の改正で新たに浸水想定区域に含まれた場合は、売却価格が下がる可能性があります。また、過去に浸水被害があった家は一般的に売却価格が2~3割下がります。
浸水想定区域にある家を売却する際のポイントをご紹介します。
浸水被害にあうと価格が2~3割下がるため、浸水被害で価格が大きく下がる前に早めに売却することが重要です。
過去に浸水被害を受けた場合、ホームインスペクションで家に瑕疵がないことを証明しましょう。瑕疵がなければ買主は安心でき、浸水被害による価格の下落を抑えられます。
家が浸水想定区域にあっても、浸水のリスクは織り込み済みのため、売却価格に大きな影響はありません。しかし、浸水が心配な方は、被害を受ける前に売却を検討しましょう。もし浸水被害を受けてしまった場合は、ホームインスペクションを行い、買主に安心を提供することが重要です。
株式会社パーフェクトホームズでは、枚方市中心の賃貸・売買物件を豊富に扱っております。
戸建てと賃貸に特化しており、保証人の有無などの審査に不利な状況の入居審査にも柔軟に対応していますので、お気軽にお問合せください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
株式会社パーフェクトホームズ メディア 担当ライター
枚方市で不動産情報をお探しでしたら、弊社にお任せください!弊社では、完全担当制のワンストップサービスでお客様をサポートします。ブログでは、賃貸物件を中心に不動産売却など様々なコンテンツをご紹介します。
不動産を購入する際、物件価格だけでなくさまざまな諸費用や税金がかかります。本記事では、不動産購入時に発生する主要な費用や税金の種類、その支払い時期、さらには注意すべきポイントを解説しま...
2024-10-11
不動産売却を成功に導くためには、流れを理解し、適切な準備をすることが重要です。この記事では、売却プロセスの各段階を詳しく解説し、売主が行うべき活動や売却までの期間についてもご紹介します...
2024-09-27
不動産を売却する際、最も重要なのは「いくらで売れるか」を知ることです。売却する不動産の価値を見極める重要な手段として、固定資産税評価額があります。この記事では、不動産売却時における固定...
2024-10-06
不動産売却には各種書類が必要ですが、なかでも「権利証(登記済証)」は所有者であることを証明する重要な書類です。しかし、日常的に使う機会が少ないため、紛失してしまうことも少なくありません...
2024-11-01