2024-06-07
事故物件は、過去に人の死が発生したために通常の不動産よりも資産価値が低下することがあります。資産価値をできるだけ維持するためにリフォームを検討することがよくあります。本記事では、事故物件のリフォームが資産価値低下を防ぐ効果や、リフォーム費用の相場、注意点について詳しく解説します。
京阪エリアで事故物件の売却したいと考えている方は、ぜひご参考にしてください。
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事故物件の資産価値を維持するためには、リフォームが有効な手段となります。ここでは、事故物件の定義とリフォームが資産価値に与える影響について説明します。
事故物件とは
事故物件とは、殺人や事故死などにより遺体が発見された不動産のことを指します。不動産取引において、遺体が発見された事実は買主の購入判断に大きく影響する可能性があります。特に住宅の購入時には、事故物件かどうかが重要なポイントとなります。物理的な欠陥はないものの、不快感や恐怖感を与えるため、心理的瑕疵物件として扱われます。
事故物件の資産価値
心理的な瑕疵があるため、通常の不動産と比べて資産価値が1割から3割程度低下することが一般的です。しかし、効果的なリフォームを行うことで、心理的瑕疵を軽減し、資産価値の下落を防ぐことが可能です。例えば、内装や水回り設備を一新することで空間の印象が変わり、不快感や恐怖感を和らげることができます。
事故物件の告知義務
売主には、事故物件の売却時に告知義務があります。心理的な瑕疵を正確に伝えることが求められます。国土交通省のガイドラインにより、告知するべきケースが定められています。自然死や日常生活の中での不慮の死は告知不要とされますが、特殊清掃が必要な場合は例外です。賃貸物件は3年以上経過すれば告知義務が消滅しますが、売買物件の場合は告知義務が続きます。
事故物件のリフォーム後も告知義務を負う
リフォームを行った後でも、過去に人の死が発生した事実を買主に伝える必要があります。事実を隠して売却すると、損害賠償を請求される可能性があります。
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事故物件のリフォームを行う際には、費用対効果を意識することが重要です。ここでは、事故物件のリフォームにかかる費用について詳しく解説します。
内装
遺体が発見された場所の内装がダメージを受けている場合、新しい壁紙や床材に張り替えることが有効です。広範囲にわたる汚れがある場合は、建具の交換も必要になります。内装リフォームの費用は、面積や材料によって異なります。平均的な壁紙の張替え費用は1㎡あたり約2,000円、フローリングの張替えは1㎡あたり約4,000円、畳の張替えは1畳あたり約1万円です。内装リフォームの際には、材料費や施工費、養生費、廃材の処分費なども加算されます。
水回り
ユニットバスやトイレの交換が主な水回りリフォームです。ユニットバスの交換費用は10万円から15万円程度、サイズやグレードによって変わります。浴室リフォームと併せて洗面台を新しくする場合は、追加で約20万円がかかります。トイレのリフォーム費用は便器の交換と内装費用を合わせて約20万円から30万円が目安です。ここでも廃材の処分費用などが追加でかかることに注意が必要です。
配管
古い物件の場合、水回りリフォームと併せて配管の交換も検討する必要があります。劣化した配管は漏水の原因となり、リフォームの効果を台無しにする可能性があります。配管の交換費用は1か所あたり1万円から1万5,000円程度、全体の交換には約25万円から30万円を見積もる必要があります。
フルリノベーション
間取りや設備を大幅に変更するフルリノベーションは、費用の目安が500万円以上で、場合によっては900万円程度かかることもあります。高額な費用がかかりますが、資産価値を維持・向上させる効果が期待できます。ただし、高額な費用をかけても買い手が見つからなければ意味がないため、必要な工事を慎重に選択することが重要です。
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事故物件のリフォームを依頼する際には、いくつかの注意点があります。ここでは、業者にスムーズに依頼するためのポイントを解説します。
注意点①特殊清掃が終わってから依頼する
リフォーム業者に依頼するタイミングは、特殊清掃が完了した後が理想的です。特殊清掃とは、遺体発見現場の血液や体液を専門業者が除去するサービスです。特殊清掃が完了したことを伝えることで、リフォーム業者がスムーズに引き受けてくれます。
注意点②事故物件であることを伝える
依頼時に事故物件であることを正直に伝えることが重要です。事実を隠すとトラブルに発展する可能性があります。信頼できる業者に、起こったことを正直に伝えましょう。
注意点③希望条件のメモを渡す
リフォーム業者に依頼する際、希望条件を箇条書きにしたメモを担当者に渡すことが有効です。希望する予算や工事内容を記入することで、現地調査と照らし合わせて、現実的な条件に修正できます。
注意点④信頼できる業者を選ぶ リフォームの成功は、信頼できる業者選びにかかっています。実績が豊富で丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが重要です。見積書の内訳が明確であることもポイントです。「工事一式〇〇円」というような内訳が不明瞭な見積書を出してくる業者は避けましょう。
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もし所有していた物件が事故物件になってしまっても、効果的なリフォームをすれば資産価値の低下を食い止めることは可能です。
内装リフォームや水回りリフォームなどさまざまな種類があるため、費用対効果が高いものを選択しましょう。
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