2025-02-25
近年の日本では、少子高齢化、核家族化が進んでおり、相続が発生した際に実家をどうするかについて悩む方も多いのではないでしょうか。
最近は、「実家じまい」をする方が増えていますが、具体的に何をすれば良いのでしょうか。
そこで今回は、実家じまいとは何か、事前準備や実家や荷物の処分方法について解説します。
枚方市を中心に、京阪エリア(寝屋川市、交野市、大東市、高槻市、守口市、四條畷市)全域で実家じまいをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
\お気軽にご相談ください!/
そもそも実家じまいとは、どのようなものなのでしょうか。
冒頭でもお伝えしたように、近年は核家族化が進んでいることから、親と同居する方が少なくなっています。
実家に住んでいる親が高齢者施設に入居したり、亡くなったりした場合に、実家が空き家になってしまうケースも珍しくありません。
子どもが将来実家に住む予定があれば、そのまま所有し続けるのも良いですが、実家が不要の場合、処分するという選択肢もあります。
このように、不要になった実家を売却するなどして処分することを「実家じまい」といいます。
実家じまいを選択する理由としては、以下のようなことが挙げられます。
それぞれの理由について、順番に解説します。
空き家のリスクを避けるため
実家が空き家になると、建物は老朽化が進みます。
空き家の状態で放置すると、倒壊や火災といったリスクが生じます。
空き家が原因で近隣の家や通行人に被害が及ぶと、所有者がその責任を問われ、損害賠償を請求されるといった事態にもなりかねません。
そのようなリスクを避けたいという理由から、実家じまいをする方が多く見られます。
維持し続けることが難しい
親が実家に住んでいる状態であっても、高齢になったことで維持管理をすることが難しくなったというケースも少なくありません。
別居している子どもが代わりに管理するのであれば、定期的に訪れて掃除や劣化した箇所の修繕などをおこなう必要があります。
遠方に住んでいる方は交通費もかかるため、実家を管理することが負担になるでしょう。
また、親が亡くなり子どもが実家を相続した場合、住んでいなくても固定資産税が課されます。
このように、管理にかかる費用や税金の負担がかかることから、維持し続けることが難しくなり、実家じまいを選択する方もいらっしゃいます。
より生活しやすい住居に移るため
高齢になったことで、親が生活の利便性が高い住居に引っ越したいと考えることも理由の1つです。
買い物や病院に行きやすい立地や、設備が新しい物件や防犯性が高い物件など、より生活しやすい住居に移るために実家じまいをする方も増えています。
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では、実家じまいを検討するにあたって、具体的に何から始めれば良いのでしょうか。
そこで次に、実家じまいをする際の事前準備について解説します。
実家じまいをする前には、以下のような準備をおこないましょう。
具体的にどのような準備をすれば良いのか、順番に見て行きましょう。
まずは、実家をどうするのかについて、家族でしっかり話し合うことが大切です。
とくに相続人が複数人いる場合、実家を将来引き継ぎたいと考える方がいるかもしれません。
実家じまいをする場合、家族全員の同意がなければ、相続が発生した際にトラブルになる可能性があります。
家族全員が納得する選択ができるよう、話し合いの機会を設けましょう。
親がどれくらいの財産を所有しているかについて把握しておくことも大切です。
不動産は、相続財産に含まれます。
相続が発生した際には、現金や預貯金、不動産といった資産だけでなく、借金や未払いの税金など負債もすべて洗い出さなければなりません。
不動産に住宅ローンが残っている可能性もあります。
したがって、実家じまいをする際には、財産を把握しておくことも重要な事前準備の1つです。
親が住んでいる状態で実家じまいをする場合は、住み替える場所を決めておかなければなりません。
たとえば、高齢者施設に入所する場合は、安心して過ごせる施設を選ぶ必要があります。
賃貸物件に入居するのも方法の1つですが、家賃が発生します。
高齢者のなかには、老後に家賃を支払って生活することに不安を感じる方も少なくありません。
また、高齢者が入居できる賃貸物件を探す必要もあります。
二世帯住宅を建てて子どもと同居する場合は、バリアフリー化や生活しやすい立地を選ぶことが大切です。
このように、どのような場所に住み替えるかをしっかり決めたうえで、実家じまいを進めるようにしましょう。
\お気軽にご相談ください!/
実家じまいをすることが決まったら、実家をどう処分するのかについて考える必要があります。
そこで最後に、実家を処分する方法について解説します。
実家を処分する方法としては、以下の2つが挙げられます。
そのまま売却する
建物が残った状態で売却する場合は、不動産会社に査定を依頼し、媒介契約を結んで仲介を依頼します。
不動産会社が売却活動をおこない、買主が見つかったら売却するという流れになります。
実家の築年数が古い場合や、需要が低い立地にある場合は、不動産会社の買取がおすすめです。
買取は、不動産会社が買主となって直接物件を買い取るため、売却活動をおこなう必要がありません。
したがって、仲介より早く現金化することができます。
解体して更地にする
建物を解体して更地にするのも方法の1つです。
更地の場合は、住宅用の土地や、駐車場として利用できる土地を探している方をターゲットにして売り出せます。
ただし、解体するためには多額の費用がかかることと、更地にすると住宅用地の軽減措置が受けられないため、固定資産税が跳ね上がることに注意が必要です。
長年家族が暮らしてきた実家には、多くの荷物があります。
実家じまいの際には、この荷物の処分に手間がかかります。
実家の荷物の処分は、1人だけでおこなうことは避けましょう。
なぜなら、自分は不要だと思っていたものでも、家族にとっては思い入れのある品だった場合、勝手に処分するともめ事が起きる恐れがあるためです。
また、処分にかかる費用をどのように負担するのかについても決めておく必要があります。
そこで、まずは荷物の処分について家族で話し合い、実家の片づけをおこなうスケジュールを立てましょう。
そして、処分するものは一般ごみやリサイクル可能なもの、業者に引き取ってもらうものなどに分別する必要があります。
相続発生後に実家じまいをする場合は、遺品整理業者に依頼するのも方法の1つです。
費用はかかりますが、手間と時間を省きたい方は、まず見積もりを取ってから検討してみることをおすすめします。
実家じまいとは、誰も住まなくなった実家を処分することです。
実家じまいをする理由としては、空き家のリスクを避けたい、高齢の親がより生活しやすい住居に移りたいといったことが挙げられます。
実家じまいは、そのまま売却する、解体するの2つの方法が考えられますが、解体する場合は高額な費用がかかるため、仲介もしくは買取でそのまま売却することをおすすめします。
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