空き家に残された仏壇はどう処分する?仏壇処分の方法や手順を解説

空き家に残された仏壇はどう処分する?仏壇処分の方法や手順を解説

この記事のハイライト
●空き家に残された仏壇は現在の住まいに移すか新調する、処分する方法などがある
●仏壇移動や仏壇処分をおこなう際は閉眼供養や開眼法要、お焚き上げといった儀式をおこなう
●仏壇は寺院や仏具店に引き取ってもらうほか、粗大ゴミとして処分することもできる

親が亡くなり、空き家となった実家を相続したものの、活用予定がないため売却を検討される方もいらっしゃるでしょう。
誰も住んでいない空き家とはいえ、相続した家には親が利用していた家具や家電製品が残っているケースが一般的です。
不動産売却時には私物をすべて撤去する必要がありますが、仏壇はどのように処分すれば良いのでしょうか。
今回は空き家に仏壇が残っている場合の対処法や処分方法、処分する際の手順について解説します。
枚方市を中心に京阪エリアで空き家を所有されている方は、ぜひ参考になさってください。

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空き家売却における仏壇処分:仏壇の対処法

空き家売却における仏壇処分:仏壇の対処法

近年は仏壇を置かない家庭が増えているものの、一昔前までは家に仏壇があることが一般的でした。
もし空き家となった実家に仏壇が残されていたら、どのように処分すれば良いのか悩む方も多いでしょう。
おもな対処法には、「居住先に移す」「別の仏壇にする」「処分する」といった3つの方法があります。

対処法①そのままの状態で居住先に移す

現在住んでいる家に仏壇を置くスペースがある場合は、空き家にある仏壇をそのまま移すことができます。
仏壇を移動する場合は、魂抜きや魂入れといった儀式をおこなうため、菩提寺や宗派の寺に相談するのがおすすめです。
移動日が決まったら、前日までに外せる仏具は外して分けて置くとスムーズに運び立つことができます。
仏壇を移動する際は、仏壇の破損や倒れを防ぐために、十分な緩衝材で包み、立てた状態で運ぶようにしましょう。

対処法②別の仏壇にする

現在住んでいる家に仏壇を置くスペースがない場合は、コンパクトな仏壇に変更する方法があります。
一口に仏壇といってもさまざまなタイプがあり、上置型仏壇は棚やタンスなど家具の上に置けるほどコンパクトです。
仏壇仏具店だけでなく、ネット通販でも仏壇を販売しているので、どのようなものがあるか確認してみると良いでしょう。
仏壇を変更する場合は、まず現在の住まいに新しい仏壇を設置し、古い仏壇の魂抜きと新しい仏壇に魂を入れる儀式をおこなった上で、古い仏壇を処分します。

対処法③処分する

近年は仏壇を置かない家も増えているため、そもそも仏壇が不要というケースもあるでしょう。
仏壇が不要な場合は、粗大ゴミとして処分するか、寺院や仏具店に引き取ってもらう方法があります。
また時間と手間がかかりますが、供養を終えれば、自分で解体して燃えるごみとして処分することも可能です。
仏壇の処分方法については、後ほど具体的に解説するので、それぞれの特徴を理解した上で最適な方法をご選択ください。

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空き家売却における仏壇処分:仏壇を処分する際の手順

空き家売却における仏壇処分:仏壇を処分する際の手順

仏壇を処分する際は、しかるべき手順に沿って進めることが大切です。
ここからは、仏壇を移動や処分する際の儀式と手順について解説します。

仏壇を移動や処分する時におこなう儀式

仏壇を移動や処分する際には、閉眼供養や開眼法要、お焚き上げが必要です。
閉眼供養(へいがんくよう)とは、仏壇に宿った魂を僧侶の読経によって抜いてもらう儀式です。
宗派によっては「魂抜き」や「お性根抜き」とも呼ばれ、寺院の住職に依頼します。
閉眼供養によって仏壇に宿った魂を抜いてもらったら、後は普通の家具と同じ扱いで構いません。
一方で開眼法要(かいげんほうよう)は、仏壇を新調した際に魂を入れる儀式で、こちらも寺院の住職に依頼します。
最後のお焚き上げは、神仏に関わる物や亡くなった方の遺品などを、火で焚いて供養する儀式です。
菩提寺や仏壇店、神社やお寺、不用品回収業者などに依頼します。
仏壇を粗大ゴミとして処分することに抵抗を感じる場合は、お焚き上げを依頼すると良いでしょう。

仏壇の処分手順

仏壇を処分する場合、寺院の住職に依頼して閉眼供養をおこなうため、スケジュールに余裕をもつことが大切です。
空き家の売却が近づいて慌てないためにも、不要になった仏壇の処分手順を確認しておきましょう。

  • 閉眼供養をおこなう
  • 仏壇の中身を分別する
  • 仏壇を処分する

仏壇を処分すると決めたら、閉眼供養をおこなって仏壇を普通の家具に戻します。
閉眼供養にかかる時間は10~20分程度が目安で、お布施(僧侶に渡す謝礼の金銭)が必要です。
お布施の相場は1万円~5万円ほどですが、寺院の格式や地域の慣習などによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
閉眼供養が済んだら、仏壇の引き出しなどの中身を確認し、必要なものと不要なものに分別します。
その後は、粗大ゴミとして処分したり業者に依頼したり、寺院に引き取ってもらったりして仏壇を処分します。
供養は仏壇がなくてもできるので、ご先祖さまや故人に対する供養の気持ちは持ち続けるようにしましょう。

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空き家売却における仏壇処分:仏壇の処分方法

空き家売却における仏壇処分:仏壇の処分方法

先述したように、仏壇の処分方法には複数の選択肢があります。
主な処分方法は、寺院や仏具店に引き取ってもらう、粗大ごみに出す、業者に依頼するの3つです。
状況に適した処分方法を選択するためにも、それぞれの特徴や費用の目安などを確認しておきましょう。

仏壇の処分方法①寺院や仏具店に引き取ってもらう

仏壇の供養をきちんとおこないたい方は、寺院や仏具店に引き取ってもらうことをおすすめします。
お寺も仏具店も仏壇に関する知識があるため、安心感・納得感を持って処分できるでしょう。
店舗によっては、開眼供養をおこなってくれるところもあります。
お寺に供養から処分まですべて任せる場合、費用は1万円から5万円ほどが目安です。
仏壇の大きさや仏具の量などによっても金額が変動するため、見積もりを確認してから判断すると良いでしょう。

仏壇処分の方法②粗大ごみに出す

仏壇の処分にあまり費用をかけられないという方は、粗大ゴミに出す方法もあります。
閉眼供養をおこなった仏壇は普通の家具に戻るため、一般的な粗大ごみとして処分することが可能です。
処分にかかる費用は、自治体や仏壇の大きさなどによって異なりますが、数百円から1,000円ほどが目安です。
さらに費用を抑えたい場合は、ご自身で仏壇を解体し、燃えるごみとして処分する方法もあります。
手間はかかりますが、燃えるごみとして処分すれば、粗大ごみの処理にかかる手数料を浮かせられます。
ただし燃えるごみに出せるものの大きさは、自治体ごとにルールが定められているので、事前に確認しておきましょう。

仏壇処分の方法②業者に依頼する

ご自身で仏壇を粗大ゴミとして処分するのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼すると1万5,000円~5万円ほどかかりますが、自宅まで回収しにきてくれるので、仏壇を運んだり解体する手間がかかりません。
業者のなかには、提携先寺院の訪問での閉眼供養や合同供養などのサービスを提供しているところもあります。
お付き合いのある寺院がなく、どこに供養を依頼するか迷う場合は、供養と処分に対応している業者を探すのがおすすめです。

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まとめ

空き家となった実家に仏壇が残されている場合、家を売却する前に処分しなければなりません。
現在住んでいる家に仏壇を移したり新調したりできない場合は、粗大ゴミとして出すか、寺院や業者に回収を依頼することになります。
処分する際には、住職に依頼して閉眼供養をおこなう必要があるため、スケジュールに余裕を持って売却の計画を立てることが大切です。
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改田享

資格:宅地建物取引主任者 賃貸不動産経営管理士 ほめ達3級

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